jcssが人々に与える影響について

正しいということを証明することは容易ではありません。日頃から接している情報でも正しいと言えるかどうか疑問が残ります。例えば、長さについて測るための定規が正しいと言えるでしょうか。もしかしたら先端が削れていて0.1mm短くなっているかもしれません。材質が熱に弱くて0.1mm伸びているかもしれません。その定規で10mmを測ったら0.1mmの誤差ができます。それを10回繰り返したら1mmの誤差になります。それが人の命に関わる製品に使われるとしたらどうでしょう。jcss制度はそのような正しいということを後から確認できる状態にすること、正しいことをできる技能を持っている校正事業所を登録することで社会に貢献しています。それは人の生活に安心と安全を届けるためのものです。

jcssマーク付きの校正証明書

jcssマーク付きの校正証明書は、jcss制度で審査されて登録された校正事業所だけが発行することができます。校正とは測定機器が正しく測定し結果を表示できることを確認し、必要に応じて調整することです。校正自体は色々な校正事業所で行われます。それ自体には何の問題もありません。jcssマーク付きの校正証明書の違いはトレーサビリティです。校正は基準となる標準器との比較により行われます。その標準器が計量法に準じていること、またはその標準器によって校正が証明されている二次的な標準器であることが証明書によって確認できることをトレーサビリティがあると言います。国家のお墨付きがある校正証明書といった感じです。これによって正しさを後からでも確認ができるようになります。

人々の安心や安全につながる制度

国際的な取引や規格への適合性を確認するときにjcssマーク付きの校正証明書を求められることがあります。jcssマークがついた校正証明書があれば、それが基準となるため高い割合で同じ結果を得ることができます。土台となるデータにしっかりとした保証がつくことでその後に行われることが保証されるわけです。だから超えてはいけない環境基準値を計測するための試験や医薬品を検査するための試薬の製造に行われるチェックなど、jcssマークがある校正証明書によって保証された測定機器を使うことで許容できない誤差が生じない状態を維持することができます。確かさがある程度保証された状態ということになります。それは製造された製品や環境などは人々の暮らしの安心や安全性につながっています。